絶対に悪化させてはいけない頚椎ヘルニア
※>>頚椎ヘルニアの症状<<からの続きです。
頚椎ヘルニアの症状

(6)自律神経・・・多く見られる症状ではありませんが、めまいや耳鳴り、そして吐き気などの自律神経失調の症状が現れることもあります。
ただし「頚椎椎間板ヘルニアと吐き気はあまり関係がありません」と解説する専門家もいらっしゃいますので、このあたりのことになりますと治療の現場の主治医に判断していただくしかありません。
以上、ご説明したような症状にいくつも該当する項目があるようであれば、頚椎ヘルニアの疑いは濃厚ということになりますので早急に病院に行って診察してもらうことをお勧めします。
軽度の頚痛ヘルニアは、首の動きの違和感とか、ある特定の姿勢や負荷がかかった時に「ピリッ」と感じる程度の軽い神経痛の症状で治まることもあります。
しかしながら、容態が悪くなってまいりますと、足の動きにもこわばりが出るなどして歩行困難な状態になる可能性も出てまいります。
大切なことこの上ない早期治療
繰り返しになりますが、痛みや痺れという症状が常態化して日常生活にまで影響が及ぶようであれば、できるだけ早く診察してもらってくださいね。当然のことながら、症状が悪化すればするほど、治療期間もながくなりますし、最悪の場合手術という選択肢も視野に入れる必要性が出てくるかもしれません。
その手術だって100%成功する、あるいは再発という保証があるわけではありませんから、大変な困難な状態に置かれてしまうわけであります。
どんな病気も同じことが言えるとは思いますが、頚椎ヘルニアは絶対に悪化させてはいけません。
ちなみに頚椎ヘルニアは、脊柱頚部(せきついけいぶ)の七つある椎骨(ついこつ)の中でも、第四頚椎と第五頚椎の下位にある頚椎で起こる確率が高いと考えられております。
※脊柱頚部(せきついけいぶ)・・・要するに背骨の首の部分ということですね。
※椎骨(ついこつ)・・・脊椎骨(せきついこつ)とも呼ばれ、脊椎の分節を構成する個々の骨のことです。